大府市東海市の皆様、こんにちは。
大府市柊山町のメガネ屋・GLASS JOY 02の中村です
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久しぶりの投稿です。
予告通り、お客様へのお手紙づくりのためお休みしていました
無事、本日発送できたので、ここからは平常モードで行けたらと思います。
ミルクティー○○○でも飲みながら記事を書いてまいります。
さて今回のお話は、年にお一人は必ずご相談にみえるケース。
「大型免許の深視力検査がパスできない」というご相談です。
深視力検査とは目の状態を調べるもので、遠近感などをチェックします。
運転時にはとても大切なもので、特に高度な技術を要する大型免許では免許更新の際の検査で必須事項です。
ある日お越しになったご近所のF様。
裸眼でも遠くのものはある程度よく見えているので、普段はメガネ要らず(お手元用のみ使用)。
だから深視力検査も問題ないと思っていました…が。
何度やっても検査が通らない
どうしようと、ご相談にみえました。
まずは視力検査。
若干、乱視があるので0.9程度ではありましたが、確かに生活に支障ない範囲で見えています。
では通らないのは何が原因なのか?
そこで次にチェックしたのが視線のズレ具合(斜視や斜位)。
これは一般的にはあまりしない検査。
だから結構見落とされがちなもの。
お調べするとわずかに上下の視線のズレが見つかりました(上下斜位or上下斜視と言います)。
以前にも斜視に関する記事をあげましたが(最後に記事のリンクを載せるので合わせてご覧ください)、そのケースよりもFさんのズレはごく微か。
それでも深視力検査が通らないのは、ズレの性質にあります。
人の目は、横の動きに対してはある程度の器用さを持ちます。
実際、人の目のズレは圧倒的に横方向のズレの方が多く、ズレの程度も大きいです。
それでも問題が意外と少ないのは、その動きの器用さによります。
しかし縦の動きはとても不器用。
僅かなズレさえ修正できないことも。
修正できないと両目で見ることが困難になり、片目主体の見方になってしまいます。
人の目は片目で見るより、両目で見た方が遠近感や立体感などの感覚が向上します。
しかしFさんの場合、視線のズレによりそれが阻害されていた。
だから深視力検査が通らなかったわけです。
これを修正するのが「プリズム」という度数を付けたメガネです。
プリズムは視線のズレを補います。
視線のズレを補うので、両目で見ることが可能になる。
つまり遠近感や立体感も取り戻せる、というわけです。
F様には念のため乱視の矯正も加えたプリズムメガネをお作りすることに。
メガネをお渡しして少し経った頃、無事、F様から免許更新のお知らせが届きました。
それを伺い、僕もホッとしました
お近くで同様のお困りの方がみえましたら、一度相談にお越しいただければと思います。
検査に通らない全てのケースが視線のズレによるものとは言えませんが、何らかのアドバイスや解決策が提案できるかもしれません。
どうぞお気軽にお越し下さい
↓途中でお伝えした斜視に関する別記事です
※「うまく焦点が合わなくて目が疲れる…」と思ったら
お読みいただき、ありがとうございましたm(__)m
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