大府市東海市の皆様、こんにちは😃
大府市柊山町のメガネ屋・GLASS JOY 02の中村です
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さて、先週の水曜に放送された「ホンマでっか!?TV]。
目の症状にまつわる特集でした。
いくつか気になるトピックがありましたが、その一つとしてあったのが老眼症状。
当店でもよく聞かれる質問、「老眼の進行って終わりはあるの?」。
評論家の方の回答は、55才で老眼は終わるとのことでした。
老眼はピント合わせを調節する「水晶体」のレンズが、加齢と共に弾力を失うことで起きるもの。
その厚みが55才になると硬直し、それ以降はあまり変化せず、老眼は落ち着くということでした。
では老眼症状は55才で止まるのでしょうか?
僕の答えは「NO」です。
実際、55才以降もメガネを合わせても数年後に手元が見づらくなるという方は多いかと思います。
なぜ調節力が変わらないのに老眼症状は進むのか?
それは近視や乱視・遠視といった目の屈折状態が変わりやすいからです。
「屈折状態が変わる」とはどういうことか?
例えば-5の近視の人がいるとします。
これが中高年になると-4等へ度数が弱くなることがあるのです(逆に遠視の人は+1が+2等に強くなる傾向です)。
このような変化の仕方をすると例え調節力が低下していなくてもお手元のものにピントが合わせづらくなり、老眼症状は現れます。
分かりづらいかと思うので、国家予算で例えてみます(逆にわかりづらくなるかもしれませんが…)。
歳入は大雑把に言うと、税収と公債で賄われます。
税収で全て賄えればいいのですが、それには限度があり、不足する分は公債に頼らざるを得ません(画像①)。
それをもって歳出にあてられますが、税収が減ると公債への依存が増えます。
逆に言えば税収が安定していれば、公債への依存も変わりません。
これを目の状態で言うと、税収が目の調節力、公債がメガネの(お手元用)度数といえます。
調節力が不足する分をメガネに頼ることで、お手元のものにピントが合うようになります。
だから55才で調節力が安定するのであれば、それに合わせた眼鏡を作ることでそれ以降は老眼症状は現れません。
問題となるのが歳出です。
これが目でいうところの屈折状態。
先ほどお伝えしたように、中高齢になると近視が弱くなる(逆に遠視は強くなる)方が多く、こうなると以前に合わせた眼鏡のままではお手元のピントのズレを招きます。
税収が安定していても歳出が増えると公債をより多く発行しなくてはいけないように(画像②)、
調節力が安定していても屈折状態が変わると老眼症状は現れる。
だから「老眼」は55才くらいで止まっても、「老眼症状」はそれ以降も進むわけです。
メガネの場合、お手元用の度数を強くする(公債を発行する)こともできるのですが、遠近両用メガネはその度数を強くすればするほど使いづらくなってしまいます。
そのため歳出を調整する、つまり屈折状態をしっかり整えることが大切になります。
55才以降は同じメガネで大丈夫、あるいはメガネを変えても見え方はどうせ変わらないと早合点することなく、お手元の見づらさを感じたらぜひご相談くださいね👋
お読みいただき、ありがとうございましたm(__)m
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