こんにちは、大府市柊山町のメガネ屋・GLASS JOY 02の中村です
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先日あげたNHKスペシャルの告知記事。
通常時の10倍ほどという、とんでもないアクセス数でした
やはりメガネ屋の戯言よりも、メディアの言うことの方が信頼できるし、興味をそそるということでしょうか…。
そのような状況にもめげず、今日も戯言を続けたいと思います(笑)。
さて、NHKスペシャルでも話題にのぼった
「合わないメガネ」。
今回はこれについてお話ししたいと思います。
※放送をご覧になり内容をご理解いただいている方は、「ここからが本題」からお読み下さい。
放送の内容を簡単に整理します。
まず
近視の原因とされるのが、近くを見ることによって網膜という部位からピントがズレることでした(画像①)。
対象物をハッキリ見るにはピントを網膜に合わせる必要があり、このズレを補うために「調節」という力を使います(画像②)。
それが過度に求められると近視が進行しやすくなるということです。
「過度」というのは例えば、見る距離が近いこと。
ピントのズレは、見る距離が近づけば近づくほど大きくなります(画像③)。
ズレたピントを調節で合わせようとしますが、距離が近いと負担も相当なものです。
そこで調節の負担が軽くなるよう、目を伸ばすことでピントを合わせる(画像④)。
伸びた目の状態では、遠くを見るとピントがぼやける。
この伸びてしまった状態が近視というわけです。
そして度数が過剰に入った「合わないメガネ」によって、近視はさらに進んでしまうとのことでした。
合わないメガネはよく見えるようにはなりますが、ピントはずれた状態です(①のような感じ)。
よく見えているのは、調節が働くことでピントを合わせているから。
でも
正しく合ったメガネよりも、ピント合わせを過剰に求めます。
そのため近視を招きやすいと言われていたのです。
ここからが本題。
では強すぎる=合わないメガネはどうしてできるのでしょうか?
理由は色々あるのでしょうが、
その一つとして「機械だけに頼った検査」が挙げられると思います。
目の検査を受けたことがある人なら覚えているでしょうか?機械をのぞき込むと気球の映像が見える検査を(画像⑤)。
あれが度数を測定する機械です。
近年、この機械の性能は高くなったと言われます。
性能が上がったのだから、これ以外の検査は省いてもいい。
という具合に、最近はメガネづくりの際の検査が大幅に簡略化される傾向です。
確かに機械の性能は良くなっています。
しかしそれは主に「使う側の操作性が楽になった」という意味が強いのではないでしょうか。
比較的新しい機械であれば、小学生でも測定できるくらい操作は簡単です。
では肝心の「目の状態を測る精度」はどうなのか?
この点はまだ十分とは言えません。
なぜかと言えば、機械をのぞき込むことで、人の目は緊張を強いられるから。
強いられた緊張が、「過剰な度数」として現れているわけです。
この緊張は「機械をのぞき込む」という行為がある限り、簡単に取り除けるものではありません。
だから機械による測定は参考にはなるけど、鵜呑みにするわけにはいかないのです。
母校の眼鏡学校では「最高視力の出る最弱度数」ということを教えられます。
良い視力を出すにしても目に負担の掛からない度数にしなくてはいけない、ということです。
僕は初めてのお客様の場合、大体30分くらいかけて検査させていただきますが、それだけ時間をかけるのは負担の掛からない度数を目指していることも理由です。
実際、検査させていただくと、お使いになっているメガネの度数が強すぎると感じることは少なくありません。
そのような方が適切な度数のメガネを掛けると一様に「目が楽になった感じがする」と口にされます。
だからこそ
負担を掛けないため、検査の際に目が緊張しないような工夫をしたり、強く入り過ぎていないかのチェックをすることが大切だと考え、日々臨んでいます。
「近視が進んで心配だな…」とか「よく見えるけど目が疲れる…」とお感じの方。
そのような方のご不安や憂うつを少しでも解消できたら嬉しいです。
まずは相談に来てみませんか?
ご来店をお待ちしています
尚、今晩24時47分より
NHKスペシャルの再放送もあるので、ご覧になっていない方は録画のうえご視聴ください(一部地域は除く)。
お読みいただき、ありがとうございましたm(__)m