大府市東海市の皆様、こんにちは。
大府市柊山町のメガネ屋・GLASS JOY 02の中村です
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3月も終わり。
2022年度に入りますね
コロナに加え、ロシアによるウクライナ侵攻で、何かと憂うつな気分にさせられることが多い昨今。
気分を切り替えていきたいものです。
さて、遠近両用メガネをご希望されるお客様から時々このような相談をいただきます。
「遠近の場合、レンズ部分の上下の幅を大きくしないといけないと聞いたんだけど」
つまり遠近を作る時は、画像①の左のような大きなフレームにしないといけないと思われている方が少なくありません。
できる限り大きなフレームにするのが間違いとは思いません。
でも
そうしなければならないかと聞かれれば、僕はそうまでしなくても良いと考えます。
遠近を作る場合、確かに一定のフレームの大きさは必要です。
なぜかと言えば遠近両用メガネは、レンズの下の方に行くに従い遠く用からお手元用へ度数が変わっていくから(画像②)。
変わっていくための間隔が1~1.5cmほどあります。
フレームが小さすぎると度数が十分変わる前にレンズが切れてしまい、お手元を見るための領域が狭くなる。
つまりお手元がよく見えない、ということにも繋がってしまうのです。
フレームの上下幅を大きくすることで、お手元をご覧いただける領域は広がります。
そのために適度なフレームの大きさは必要です。
しかしその領域は広ければ広いほどいいものなのか?
画像のようなフレームの場合、レンズの下の縁の付近まで視線を移動させて見るのは逆に大変です。
もし大きなフレームを掛けていらっしゃる方は実際にやってみて下さい。
目の筋肉が突っ張ったような不自然さを感じませんか?
これを長時間やっていると疲れてしまいます。
それだけ広くしても使うことはないので、そこまでする必要はないと思うのです。
ではどれくらいの大きさがいいか?
一応の目安として上下の幅3㎝以上は欲しいとお伝えしていますが、一概には言えません。
その人の掛けた感じと選択するレンズによって、また使い方なども含めると、いかようにも考えられるからです。
当店でも基本的には3㎝以上のフレームをお選びいただくことが多いですが、時々それを切る幅でお作りすることもあります。
4㎝近くの大きなフレームを選ばれる方もみえますが、それは遠近だからというよりそのデザインが気に入られたからです。
明確な答えになっていなくて申し訳ないですが、要は
フレーム選びも日ごろお伝えしている“相談”が大切だと思います。
他にいないあなたという個性に合ったメガネ。
それはあらかじめ決められたものではなく、コミュニケーションを取ったうえで作り上げていくもの。
特に遠近という繊細なメガネを作るのなら、それはとても大切。
そんな時間をメガネ屋さんで楽しんでいただきたいと思います。
お読みいただき、ありがとうございましたm(__)m
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