大府市東海市の皆様、こんにちは。
大府市柊山町のメガネ屋・GLASS JOY 02の中村です
Googleの「最新情報」からお越しの方は「ウェブサイト」をご覧いただくと、より詳細な情報をご確認いただけます。
※中村の自己紹介ページはこちらです。
※新型コロナウイルスに関する当店の対応です。ご来店前にお読み下さい。
先日、初めて大府市内にある神田公民館に訪問しました
子供の頃はよく(森岡)公民館で遊んだもの。
館内に入ってみるとその頃のことを思い出し、懐かしい感じがしました。
今は色々と利用に制限もあるようですが、こういう地域の文化をずっと保っていってほしいと思います。
さて前々回の記事でサラッと遠視について話しましたが、遠視に関する記事を上げたことがありませんでした。
遠視というと「遠くがよく見える」とか「老眼のこと」と思われている方が多いでしょうか。
それが間違った解釈とも言えないのですが、正しくもありません。
そこで今回は遠視についてお話しします。
言葉だけだとイメージしづらいので、画像を交えてお読み下さい。
「よく見える状態」というのは、目に入ってきた光が「網膜」という部分にピントを合わせた状態です。
遠視は、それが網膜の後ろでピントを合わせます(画像①)。
だとしたらよく見えないじゃないかと思われるかもしれません。
しかし目には「ピント合わせ機能」があります。
網膜の後ろでピントを合わせると、それを脳が察知し、網膜に合うよう「水晶体」というレンズを使ってピントを調節します(画像②)。
するとピントは網膜に近づき、くっきり見えるようになる(画像③)。
これが遠視の人の見え方のメカニズムです。
だとしたら「遠視っていい目」と感じますよね?
でもデメリットもあるんです。
1.遠くを見る時も常に頑張って見ないといけないので疲れやすい
お伝えした通り、遠視はピント合わせをしないとボヤけて見えてしまうため、常にその力を働かせます。
正しくピントが合った人(正視や近視矯正のメガネ等をしている人)と比較し、その力を働かせる頻度が圧倒的に多いです。
そのため目が頑張り過ぎて、疲れてしまうことがあります。
2.ピント合わせの力が落ちてくるとお手元が見づらくなり(老眼症状が早い)、遠くも見づらくなることがある
人の目は手元を見る際、遠視のようにピントが網膜の後ろにピントがずれるため、調節をしなくてはいけません。
力が落ち、調節が追い付かなくなった状態が「老眼症状」です。
遠視の目は遠くを見る時に力を働かせているのに加え、近くを見る時にさらに力を必要とします。
同じ調節力(同じ年齢)なら、遠視と正しくピントの合った人とでは、どちらが早く老眼症状を感じるかは明白でしょう。
また遠視の度数が強すぎる、あるいはピント合わせの力が著しく落ちたりすると、遠くのものでさえ見づらくなることもあります。
3.目が内に寄りやすく、両目を上手く使えないことがある
小さいお子さんの中に、片方の目が内(鼻側)に寄っている子を見かけたことはないでしょうか?
あれは遠視の影響です。
人の目はピント合わせの力が働くと、自然と目が内に寄るような仕組みになっています。
目が内に寄ってしまうお子さんは強度の遠視であることが多く、それにより顕著に目が鼻側に寄ってしまっているのです。
強度でなければ影響が出ないことも多いですが、寄った目を外に戻す力が弱い場合、同様に上手くコントロールできないこともあります。
片目だけで見る状態は、遠近感や立体感の低下につながり、スポーツや運転といった場面での「見る」を損ねかねません。
遠視の怖いところは、「ボヤけて見づらい」以外にも影響を及ぼす点です。
往々にして遠視の方は視力がいいので、目のことを意識する機会が少ないかと思います。
でも実際にはこのような症状を抱えることも少なくありません。
先日も二十歳そこそこの男性のお客様に遠視矯正のメガネをお作りする機会がありましたが、それはこのような背景からでした(特に3の理由で)。
もし「裸眼で過ごせるけど、何となく目に違和感があるんだよな…」という方は、一度相談にお越し下さい。
ご来店をお待ちしています
お読みいただき、ありがとうございましたm(__)m
※お知らせ※
ここで取り上げるような内容や今の僕の思いがつづられたチラシを、大府駅・大府市役所に置いています。
大府駅は改札の目の前に、大府市役所は入り口左手にある自販機の少し先にあります。
お立ち寄りになった方は、ぜひ手に取ってご覧ください