今年はとても早い梅雨入りでしたね。天気のニュースでは、早く梅雨入りしたからといって早く梅雨が明けるとは限らない、なんて言われてますけれども。

　タイヤが磨り減っていると、雨の日のブレーキの制動距離は、新品の時に比べて倍近く伸びてしまうこともある、ってご存知ですか。

　タイヤの溝は、タイヤと地面の間に入った水を搔き出して、雨の日に滑らないようにするためにあります。
タイヤが減って溝が浅くなってしまうと、この役目をちゃんと果たせなくなってしまい、浅くなればなるほど制動距離が長くなってしまいます。
特に雨の降り始めは、路面の上に乗っている埃などがタイヤと路面の摩擦係数を下げ、とても滑りやすくなります。

　また、スピードを出して走っていると、溝の浅いタイヤはハイドロプレーニング現象が起きやすくなります。ハイドロプレーニング現象が起こると、経験された方ならお分かりでしょうが、濡れた路面の上でハンドルもブレーキも効かなくなるという、とてもとてもとても恐ろしい状況に陥ります。

　とっさにブレーキを踏んだら思っていたよりも車が前に進んでしまった、周りの車の流れに乗って走っていたら滑り出した、目の前に避けられない水たまりがあって突っ込んだらハンドルが効かなくなった、交差点でUターンをしようとしたら車がとんでもない方向をむいた、そんな日常に潜む危険はタイヤの溝が浅ければ浅いほど起こる可能性が高くなります。

　雨の日の運転は注意が必要なのはもちろん、タイヤの残り溝の深さもとても重要です。
最近タイヤの溝を確認した覚えがない方は、一度見てみてくださいね。
前輪はハンドルを目一杯きると、外から見るだけではわからない内側の減りも確認ができます。

もしくはエアー調整(無料)のついでに、ぜひミスタータイヤマンウエノへタイヤ点検(無料)にお寄りください。お気軽にどうぞ。